ピアノを習う前に、準備しておくとよいこと(お子さまの場合)
2017年10月2日

ピアノは、何歳から習うことができますか?
2歳ですが…3歳ですが…習うことができるでしょうか?
特に、最初の体験レッスンでそういうご相談が多いです。ただ、小さいお子様の成長度は早く、また生まれ月によっても大きく異なるので、何歳からできるかというよりも、「これができていれば、大丈夫」というポイントを書いてみます。
やりたいときが、始めどき
10年以上のピアノをやり始めるお子さまたちをみてきて思うのは、何歳から習うのが正しい、という答えはないということです。
3歳から始めて集中できる子もいれば、小学生くらいになってから興味を示す子もいます。
やろうと思ったときがやりどきなのです。
ただし、あまりに小さいときは、ぜひこれができているかをチェックしてみてくださいね。
言葉が話せる。コミュニケーションがとれる
これは、一番の基本です。
文字はまだ読めなくても大丈夫です。ただ、こちらが何をいっているのか、分かる状態であること。まずそれが大前提になります。難しいことが分かる必要はありませんが、
「ここに座ってね」
「もう一度やってみて?」
「練習してこられるかな?」
「今のところ、わかったかな?おうちでできそうかな?」
こんな会話ができれば、OKです。
右と左がわかる
どちらが右手かというよりも、右手と左手という「概念」がわかっていることが大事です。
どちらが右なのか、どちらが左なのかは、一緒に覚えていけばよいです。
これ、案外むずかしいみたいで、夢中になっていると小学生でもたまに混乱してしまう子もいます。もし、まだピアノを習っていなければ、右手と左手がすぐわかるようになっていると、習い始めてからもスムーズなので、是非教えてあげてくださいね。
指の区別がつく
この指がお父さん指、この指がお姉さん指。。。など、指の名前がわかると、運指を覚えるのが早いです。
親指、人差し指、中指、くすり指、小指、と教えるよりも、お父さんゆび、お母さんゆび。。と教える方がわかってくれやすいようです。
どちらでもよいので、指の名前を覚えておけるといいです。わかっていなかったら、一緒に学んでいけるので大丈夫ですよ。
グー、チョキ、パーができる
グー、チョキ、パーができると、指の運動にもなるので、ぜひやってみてください。
ドを探すときにチョキの形で探すのですが、小さいお子さまだとチョキが難しい子もいるみたいです。ぜひ、トライしてみてくださいね。
photo by Will Powell
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